日本語化の際の一番よくある問題は実行ファイルが圧縮化されていて
リソースの書き換えが出来ない場合です。
最近のソフトは実行ファイルが圧縮されている場合が非常に多いです。
その理由はファイルサイズの削減、リソース改変の防止が主な目的と思われます。
日本語化目的とは言っても実行ファイルの解凍はかなりグレーゾーンな作業です。
実際、日本語化そのものもグレーゾーンです。
そのことを念頭に置いた上でUnpackの作業手順はこんな感じです。
1.Packerの判別
一番最初の問題はそのファイルがどんなPackerで圧縮されているか調べることです。
Packerを調べる為には、Quick Unpackのような判別機能を持ったUnpackerや
Stud_PEのような判別ソフトを使用します。
実際の判別はこんな感じです。
Quick Unpack
Stud_PE
2.Unpack
Packerが判明しましたら今度はunpack(解凍)です。
大抵のPackerにはUnpackerが有りますのでネットで探します。
今回は例としてFastStone Image ViewerとCubicExplorerで説明します。
1.FastStone Image Viewer編
Quick UnpackでPackerを調べたところASPACK2.12とでましたので
このままQuick Unpackで解凍が可能です。
既にファイルは判別の為、読み込んでありますので解凍のために
OPEを指定します。
Quick UnpackでOPEを指定する為、Optionの欄にある>をクリック
してください。(図参照)
クリックするとこんなウィンドウがでます。
上から2番目ForeceOPEをダブルクリックします。
OPEがこんな感じに指定されますので後は右側の
Unpack NOW!をクリックして解凍開始
FSViewer.exeと同じフォルダにFSViewer__.exeというファイル名で
解凍済みファイルが作成されます。
後はリソースエディッタで編集するなりしてください。
2.CubicExplorer編
Quick UnpackでPackerの判別を行うとUPXで圧縮されているようです。
Quick UnpackでもUPXの解凍は可能ですがUPXのPackerにはUnpack
機能も有るのでUPXの解凍機能を使いましょう。
使い方は簡単ですUPXshellを立ち上げ、openfileで目的のファイルを
開きます。
開くとこんな感じで解凍表示がされますので後はGO!をクリックするだけ
で解凍できます。
Unpackという作業はツールを使用すればかなり簡単です。
ただ、ASProtectの最新版みたいにツールが出回っていないPackerもあります。
技術力のある人はデバッガーやIAT再構築ソフトを使ってUnpackしているようですが
私には無理でしたOPEを見つけることが出来ませんでした。
次回はバイナリエディッタで日本語化です。
Nothing found * と出るんですけど
どうしたらいいんですか?
メールで返答お待ちしてます
hareta_001@mail.goo.ne.jp